tomoro2004-04-23

学期がそろそろ終わろうとしている。ある人々は帰り、ある人々は残って単位の虜になる。僕はやはり後者で、愛する母国にはしばらく帰れそうにない。しかし明日にはフィラデルフィアへ行き、聡子さんを迎えに行く。5月は聡子さんと暮らす。あっという間に過ぎてしまうであろうその時間を目前にして、僕は何をするでもなくマルボロに火を点ける。関係性のある事項よりも、そうでない事項のことのほうが気になるということもあるのだ。