創作サイトめぐり祭り(ワッセローイ)

デザインにしろ文章にしろ洗練された感じ。小難しい文章とイージーな文章の中庸を得てるような。語彙に頼らず、脳内世界を細部にわたって写実できる文章。僕はこういう散文ともなんとも言えないのがツボのよう。

ここは久しぶりにヒット。ブルースリーや松浦あやなどの有名人と自分との限りなく煩悩色濃い物語群(かな?)。全くの妄想とも言えないようなリアリティーあふれる描写が特徴。冷えたようで温かい。部分部分の長さもちょうどいい。

ここも好みの文章。古臭いのに新しいといった様相。言葉の置かれるべきところをきっちり把握して、緻密な計算のもとに文章が作られているような。特徴は文字数制限(?)。基本的に「千字」がポリシーのようです。

空気感がある。それも「限りなく透明に近い」。この無駄の無いデザイン好きだなあ。線と文字の上手い配置で、読者を興奮またはリラックスさせることに成功してる。一群一群の距離もまたソソラレル。文章は一見土臭い生活感を感じてしまいそうだが、実際はその響きはひどく乾いている。現代小説のメリットを挙げるとするならば、こういう文体が作られる可能性がある、というところ。ここまで乾いた生活はちょっとやそっとでは生み出されない。