tomoro2003-10-23

異常心理学の授業で重度拒食症患者のビデオを見た。拒食症の原因としては様々なものが挙げられるが、彼女の場合は、幼少時代に肥満児だったということから、反動で食べることに違和感を覚え始めたという。現在は少しづつ太っているようだが、ピーク時には38ポンドという考えられない体重だったそうだ。普通だったら死んでいるらしい。

教授が拒食症患者の治療に関わった際に学んだことは「患者を監視しろ」だそうだ。病院は適度なカロリーの食事を与え続けるのだが、患者たちは如何なる手段をもってしても、それを食べることを拒む。ある患者はマヨネーズをそっと手のひらに乗せ、そのまま髪を触るふりをしてマヨネーズを髪になじませて食べることから逃れようとした。医者がすぐ側で見ているというのにである。またある患者は食べ物を病室内にあるビデオデッキのビデオ挿入口に詰め込み、隠した。教授がビデオを再生しようとそこを開いたときは腐った食べ物があふれ出たらしい。