tomoro2004-04-03

夢を見た。

高校からの友達が書いた小説が新人賞を受賞し、僕がそれにものすごい嫉妬を覚えるといった内容。彼は記者会見にインタビューに引っ張りだこ。僕はおめでとうと言いに彼の自宅へ行くのだが、彼は多忙のあまり、出てこれない。

そのとき僕は時間がなく、結局何も言わずに帰ろうとする。そしてふと彼の家の二階の窓を見ると、彼が僕を見下ろしてにこやかに手を振っていた。僕は彼がどこか遠くへ行ってしまった気がして、走って帰った。

僕は彼と宮本輝の周到さ、レディオヘッドの芸術性について語るのが好きだった。何に関しても彼の口からは鋭利で豊穣な言葉が流れ出た。僕は無意識に彼の才能をねたんでいて、それが夢に現れた。

目覚めたときの圧倒的な敗北感。実質的な重さをもって僕の未来への甘い考えを押しつぶす。

ちくしょー